五月楼

一年中五月病。

2013-01-01から1年間の記事一覧

co-qualia world

クオリアの交換を成し得るなら、差別問題や紛争問題といった、人と人との間で起きる問題のほとんどが解決するような気がする。 もし、以下のような施設があったら社会の様相は激変するはず。 図書館に似たシステムだが、収集してあるのは、書物ではなくクオ…

怪物の意志

ぼくをみて ぼくをみて ぼくのなかのかいぶつが こんなにおおきくなったよ この怪物はきっと、とんでもなく良心的なのか、それとも抜けているのか、どちらかなのだろう。普通、怪物は宿主にその存在を気づかせたりしないから。 人は誰でも生きていく上で優越…

うちらの世界を批判することの虚しさ

もうとっくに旬を過ぎた話題だけれど、うちらの世界について思ったこと、考えたことを。 うちらの世界とは、要するに「閉鎖的な集団内で共有される価値観、世界観」のこと。言い換えるなら「井の中の蛙」にとっての井戸そのもので、否定的なニュアンスをもっ…

やっぱり科学と疑似科学の違いがわからない

あるニワトリ小屋で、飼育員が毎日、エサを決まった時間に同じ量だけを与えていた。 飼育員は、非常に几帳面な性格だったらしく、何年間も正確に同じことをしていた。 さて、小屋の中のニワトリたちは、なぜ、毎日 同じ時間に 同じ量のエサが放り込まれるの…

狼と鳩をわかつもの

もっとも「権利」なんていう発想自体 人間特有のものだろうがね 寄生獣から引用。 考えてみれば人間だけが声高に権利を主張する。「権利」という言葉さえ持ち出せば、主張が通ると錯覚している面もある。 飢えたライオンの目の前で「私には生きる権利がある…

枠について

自分にとって物凄く重要な概念があります。普段、その概念を思考のベースに置くことが多いし、おそらくは精神的な安定を負っている部分も少なくないと思います。 今回はその概念、「枠」について書きます。 「枠」について説明する際、僕はまずこの質問をす…

価値観だって生きている

※風の谷のナウシカ(原作)のネタバレを含みます。 生物は環境の変化に合わせて、自己の性質を変えながら生き延びていく。 環境の変化についていけなかった生物は結果として滅び去る。 大事なのは、環境に適応しているかどうか。環境に合った性質を獲得でき…

アインシュタイン

尊敬は一種の思考停止だと思っている。誰かを尊敬することは、つまり、その誰かの言動や行動を無批判に肯定することにつながり、少し危うい。 そんな自分でも、アインシュタインのことは尊敬している。 言わずと知れた天才物理学者、史上最高の頭脳の持ち主…